相続税申告をスムーズに進めるための必要書類とは?

はじめに

相続税の申告を行う際には、必要な書類を正確に揃えることが非常に重要です。これにより、申告手続きが円滑に進み、トラブルを未然に防ぐことができます。この記事では、相続税申告に必要となる書類について、わかりやすくご紹介します。

相続税申告に必要な書類とは

相続税の申告に必要な一般的な書類は以下の通りです。

本人確認書類

番号確認書類

マイナンバーカードの裏面の写し、通知カードの写し、またはマイナンバーが記載された住民票の写し
身元確認書類
マイナンバーカードの表面の写し、運転免許証の写し、身体障害者手帳の写し、パスポートの写しなど

相続人の確認書類

被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍謄本(相続開始後から10日を経過した日以後に作成されたもの)。

相続人全員の戸籍謄本(相続開始後から10日を経過した日以後に作成されたもの)。
上記以外にも法務局からの認証文が付された図形式の法定相続情報一覧図でも可能。

遺産分割の確認書類

遺言書が存在する場合、その写しを用意し、遺産分割協議書がある場合はその写しも必要です。
相続人全員の印鑑証明書(遺産分割協議書に押印したもの)も必要になります。

相続時精算課税適用者がいる場合

被相続人と相続時精算課税適用者の戸籍の附票の写し(相続開始後に発行されたもの)を用意します。

預貯金に関する書類

残高証明書、過去10年以上の通帳のコピー、手元にある現金の金額を確認できる資料が必要です。

不動産に関する書類

固定資産税納税通知書や固定資産税名寄帳、登記事項証明書、公図、測量図、住宅地図、賃貸借契約書などを用意します。

上場株式やその他金融商品に関する書類

残高証明書、配当金の支払い通知書、過去10年以上の取引履歴、非上場株式の場合は過去3期分の決算書類一式などが必要です。

保険に関する書類

生命保険支払通知書、生命保険証書、生命保険の契約内容によっては解約返戻金計算書を準備します。

その他の財産に関する書類

死亡退職金の支払調書、貸付金の契約書、自動車の下取り価格の見積書、ゴルフやリゾート会員権の証書、過去3年分の贈与税申告書、所得税の準確定申告書などが必要です。

債務や葬式費用に関する書類

借入金の残高証明書、敷金などの預り金の契約書、未払金に関する通知書や請求書、葬式費用の明細書などを用意します。

おわりに

相続税の申告に必要な書類は多岐にわたりますが、事前にしっかりと準備することで申告手続きがスムーズに進行します。ご不明点や不安がある場合は、専門家のサポートを受けることをおすすめします。相続税申告に関する書類準備でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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